はじめに
こんにちは、ふらーと申します。
今回は、いま世界中で話題になっているNFTアートについて、
専門用語を使うことなく、解説していきます。
今回は、前編です。
今回のテーマは、非常に内容が濃いため、
全2回に分けて、お伝えしていきます。
そもそも、NFTってなに?というところから、
具体例も交えて、丁寧に解説していきます。
【後編】
- NFTアートってなに?
- NFTアートって、わたしも買えるの?
- NFTアートって、わたしも作れるの?
このような構成を予定しています。
この記事を読んで得られること
- いま話題の「NFTアート」について、専門用語がわからない方でも、わかりやすく学ぶことができます。
- デジタルで創作活動している方は、新たなビジネスチャンスのヒントにつながるかもしれません。
NFT(Non-fungible token)とは
NFTとは、唯一無二のデジタル
とある技術でもって、
デジタルコンテンツに対して、代替不可能性を持たせることによって、
唯一無二という付加価値をつけてくれる、デジタルデータ
これがNFTです。
代替不可能性とは
つまり、代わりはない、唯一無二のものという意味です。
たとえば、こんなイメージです。
ある腕時計があります。
その腕時計自体は、どこにでも売っているものなので、壊れたり、無くしたとしても、新しく買いなおすことができます。
そういう意味では、fungible(代替可能)なものです。
しかし、その腕時計が、超有名人が実際につけていたものだとしたら、
代わりのものがない、唯一無二のものです。
これが、代替不可能性のあるもの、と言えます。
代替不可能性は、どうやって証明するのか
上記の腕時計の例で、代替不可能なものとはなにか、わかってもらえたかと思います。
しかし、「超有名人がつけていた」という事実は、腕時計だけみてもわかりません。
対外的にそれを証明するための、証明書のようなものが必要になってきます。
他にも、代替不可能性を証明するものとしては、こういうものがあげられます。
- 直筆サインに添えられた、日付・場所・宛名
- 完全100個限定生産盤のファングッズのシリアルナンバー
デジタルコンテンツに、どうやって代替不可能性を持たせるのか?
このように、実体のあるものだとイメージが湧きやすいと思います。
これが、デジタルコンテンツでも可能としたのが、NFTなのです。
ここにわかりにくさがあると思います。
なぜなら、みなさんこう思いませんか?
・だって、電子データってコピーできるじゃん!
・そもそも、電子データなんだから、オリジナルも何もないのでは?
僕も同じように思いました。
しかし、NFTには、この常識を覆す、新たな可能性を秘めているからこそ、いま、話題になっているのだと思います。
それを可能にしたのが、ブロックチェーンです。
ブロックチェーン自体が、かなり複雑で難しいので、詳細は割愛します。
ここでは、
ブロックチェーン ≒ 一度記録したものを書き換えることができない仕組み
だと理解していただければ十分です。
つまり、改ざん不可能にする、ブロックチェーン技術を用いたデジタルデータを、
デジタルコンテンツに紐づけることで、代替不可能性を持つことができるのです。
NFT上には、2つの情報を紐づけることになります。
NFTに紐づけられる2つの情報
- その作品を代替不可能たらしめる情報(作者、制作日、販売日、シリアルナンバーなど)
- 購入者の所有権を証明するもの。(購入記録など)
これによって、
「あなた自身が、真作(オリジナル)のデジタルコンテンツを所有している」ということを担保できるようになるのです。
すでに動き始めているNFT
最近話題になったNFT
Twitterの創業者による最初のツイート
Twitter創業者のジャック・ドーシーCEOの最初のツイートを、NFTとして出品したところ、約3億円で落札されました。
バンクシーの作品を燃やしてNFT化
実物の作品は滅却処分したうえで、NFTとして発行されるという、非常に面白いコンテンツも生まれました。
日本円でおよそ約4,144万円で落札されています。
限定オリジナルデータコンテンツ
スクウェア・エニックスさんから、オンライン上で使えるデジタルシールが展開されるという情報もあります。
NFTの可能性
NFTが発展していくことにより、たとえば
- 世界中から100万人以上が集うオンラインゲーム上で、 10人しか手に入れられないアイテムが生まれる
- 自身で育てた、ものすごく強化されたアバターを売って、実際のお金を受け取ることができる
こういったことが可能になるといわれています。
まとめ
- NFTとは、シリアルナンバーやサインのような、代替不可能性を証明するもの
- NFTは、ブロックチェーン技術を用いることにより、発行することができる。
- NFTによって、デジタルコンテンツが真作であることと、その所有権を明示できるようになった。
いかがでしたか?
次回はいよいよ、NFTアートについてご紹介していきます!
今回は、これで以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を読んだあなたの人生が、
少しでも豊かになりますように。
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