色は皮膚でも認識する!?  【色彩を感じる仕組みとは】

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Daniel RobertsによるPixabayからの画像
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こんにちは、ふらーと申します。

わたしたちの身の回りには、様々な「色」が存在していて、日ごろから目に触れています。

実は、色は目だけではなくて、皮膚からも認識することができることが、様々な研究から明らかになっているのをご存知ですか?。

 

肌で色を感じる?そんなバカな!!

 

そこで今回は、

  • そもそも色ってなに?
  • 色を感じる仕組みってどうなってるの?
  • 皮膚で色を感じるってどういうこと?

ということについて、ご紹介していきたいと思います。

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そもそも「色」とは何なのか

色とは、光であり、波である。

色とは、一言でいうと、光です。

そして、光とは、電波やX線と同じ、電磁波の波長の一種です。

筆者
筆者

電磁波の中でも、波長が1mm~10nmまでの間のものが、光だと定義されています。

その中でも、人間が目で捉えることができる波長は、780nm~380nmだと言われています。

この波長の違いを、色として認識しているのです。

最も波長が短い色(380nm)は、紫色。
最も波長が長い色(780nm)は、赤色として捉えています。

 

ちなみに、単位の「nm」ってなに?

筆者
筆者

「nm(ナノメートル)」は、波の山と山の間の距離のこと!

いまいちピンとこない…

筆者
筆者

ちょっと難しいよね(笑)

別の言い方をすると、色とは「めちゃくちゃ高速で振動している波」とも言えるかな。

そうすると、紫色は、1秒間に約750兆回。赤色は1秒間に約450兆回振動してる、ということになるらしい。

 

!? 途方もない数字だね…。

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色を感じる仕組みとは

特定の波長だけを受け取ることで、色を認識する

色の仕組みが分かったところで、では、わたしたちはどのようにして色を感じているのでしょうか?

結論から言うと、特定の物から反射する、もしくは透過する波長の組み合わせを受け取ることで、色を認識しています。

色に反応するタンパク質「オプシン」

色の波長を受け取ってくれるのが、「オプシン」という物質です。

「オプシン」とは、目の網膜に含まれているタンパク質のことです。これがあることによって、青・緑・赤のそれぞれの光の波長を受容することができるようになっています。

?? 「緑」なんていう色があるの?

筆者
筆者

ああそうか…。

人間の網膜にあるオプシンは3色を受容できるけど、

イヌやネコなどの哺乳類は、赤と青の2色しか受容できないんだよね…。

 

え!じゃあ人間には、わたしに見えてない色が見えてるの!?

なにそれずるい!!

皮膚からも色を認識している!?

オプシンは皮膚にも含まれている

色を受容するタンパク質であるオプシン。

このオプシンが、網膜だけではなく、皮膚にも含まれているということが、最近の研究でも明らかになってきています。

さらに、皮膚は、目では認識することができない、紫外線や赤外線をも認識していることがわかってきました。

 

筆者
筆者

夏場に紫外線で日焼けしたり、遠赤外線で温かさを感じるのは、

まさに皮膚が「見えない色」にも反応しているからだと言えます。

 

また、こんな実験結果もあります。

赤い紙と青い紙を使った実験

  • 20人の男女が、目隠しをした状態で、机の上にある赤い紙と青い紙を触ってもらった
  • 赤い紙を触っているほうの手を挙げるよう指示したところ、20人中16人が、赤い紙を触っているほうの手を挙げた。

詳細なメカニズムは解明されていませんが、皮膚に色を認識する仕組みがあることは、間違いなさそうです。

黒い服ばかり着ていると、肌が老化しやすくなる!?

こういったことから、実は何気なく着ている衣服の色にも、少なからず皮膚は影響を受けているということも言えるでしょう。

これも、とある実験結果があります。

トマトを使った色彩と成熟性の実験トマトに、それぞれ赤・白・黒の3つの布を当て、日光に当てた。

  • 赤い布を当てたトマトは、熟しすぎて発酵してしまった。
  • 白い布を当てたトマトは、布を当てなかったトマトと同じ様に熟した。
  • 黒い布を当てたトマトは、熟すことなく、緑色のままだった。

このことから言えるのは、

  1. 衣服の色が白に近い(明度の高い)ほど、皮膚も多くの光を吸収する
  2. 衣服の色が鮮やかな(彩度が高い)ほど、皮膚は特定の色の波長を多く受容する

ということでしょう。

逆に言えば、黒い服は、光の波長をすべて吸収してしまうので、皮膚に光が届かなくなるということになります。

日光を浴びることで、ビタミンDやセロトニンが生成されるという効果があります。
もちろん、紫外線の影響もあるので、日光を浴びすぎても逆効果になってしまいますが、
黒い服ばかり着ることなく、様々な色を取り入れてみたほうが良いかもしれません。

色を皮膚からも取り入れて、心が豊かになる生活にしてみませんか?

いかがでしたか?

普段は何気なく見ている「色」。その仕組みの面白さを知っていただけたらと思います。

こう考えると、色によって心や身体が様々な影響を受けることも、納得がいくように思います。

こちらの記事でも紹介していますが、様々な色を取り入れることは、生活を豊かにすることにもつながると思います。

最後に、「生活に色を取り入れる方法」いくつかご提案します。

1.彩度や明度の高い色の服を着てみる

比較的実践しやすい方法の一つだと思います。

普段白や黒といった服を着ている方ほど、時々でもいいので、有彩色の服を意識して着てみるのもいいかもしれません。

筆者
筆者

ある研究では、2004年のアテネオリンピック大会でおこなわれた格闘技の試合を分析した結果、ユニフォームが赤だった選手たちは勝率が高かったという結論が得られたそうです。

2.鮮やかな色のマスクをつけてみる

最近だと、マスクも外出する上で必需品です。

服をいきなり選ぶのは難しい…という方でも、マスクであれば実践しやすいのではないでしょうか?

せっかく着けるのであれば、少し色彩豊かなマスクをつけてみてもいいかもしれません。

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3.絵画を家に飾ってみる

絵画なら、まさに1枚で様々な色を楽しむことができます。
また、美術館では不可能でも、家に飾れる絵画であれば、実際に手で触ることができるものもあるでしょう。

とは言ったって、絵画を買うなんてとてもハードル高くない?

そんな方でも比較的気軽に利用できる、絵画のサブスクリプションサービスも紹介しています。

 

例えばこんなサービスがあります。

 

ぜひ、自分なりの方法で色を取り入れてみて、心が豊かになる生活を送っていただければと思います。

 

今回は、これで以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を読んだあなたの人生が、
少しでも豊かになりますように。

 

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