アート思考ってなに? アートマネジメントに5年以上携わる筆者が解説

ART
Photo by Glen Carrie on Unsplash

こんにちは、ふらーと申します。

今回は、最近よく耳にする機会が増えた「アート思考」とはなにかについて、

わたしの考えも含めながら、解説したいと思います。

スポンサーリンク

この記事からあなたが得られること

  • アート思考とは何か、わかりやすく学べます
  • アート思考を身につけるために普段から意識すべきことがわかります。
  • もっとアートに触れたくなります

アート思考とは

MBA(経営学修士)とMFA(美術学修士)をもつアートシンキングの第一人者
AMY WHITAKER氏によれば

アート思考とは、A点からB点まで、できるだけいい方法で行く方法ではなく、B点を発明するプロセスである。
『アートシンキング 未知の領域が生まれるビジネス思考術 』(ハーパーコリンズ・ノンフィクション 47) [ エイミー・ウィテカー ]

と述べています。

 

つまり、簡単に言うと

課題や問題の解決策を考える思考ではなく、

課題や問題、問いを提示できる思考

と言えます。

0から1を生み出す思考

とも言えます。

どうしたらアート思考を身につけられるのか

わたしの考えですが、

自分の中にある当たり前に問いを立てられるか

これが重要だと思います。

筆者
筆者

例えば、わたしは最近、こんなところを疑問に思うようになりました。

  • なぜ犬は電柱で用を足すというイメージが強いのか
  • 犬と人間の関係はいつから育まれたのか
  • なぜ信号の色は、赤・黄・青なのか
  • なぜ赤は「危険・止まれ」と直感的に感じられるのか
  • なぜ信号機のライトは、丸で統一されているのか

問いを立てるときに意識している2つのポイント

問いを立てるということは、
大きく分けて2つのポイントがあると考えています。

❶問いの種に気づく

普段当たり前だと思いがちな事象に、
いかに「違和感」を立てることができるか。

つまり、自分の中にある「当たり前」をスルーせずに
なぜなのかと考えられることが、

ポイントの1つだと思います。

❷問いを言葉にして立てられる

問いの種に気づくことができても、それを外に発信できなければ、
提示をすることができません。

自ら気づいた問いの種を、
いかに言葉にして、「問い」として提示できるか

これも重要なポイントになってくると思います。

アート思考を身につけるために、アートに触れる

そんなこと言ったって、
どこからどういう違和感を持てばいいのかわからないよ・・・

おそらく、そう思う方も多いかと思います。

その感覚を身につけるために、
アートに触れることが大事なのだと、筆者は考えています。

みなさんは、

絵画や美術作品、
ちょっとシリアスな演劇や映画、
ドキュメンタリーなどを観たあとに

なんとも言えない「もやもや」が
残ることはありませんか?

心に生まれるもやもやの正体は、
いろんなものがあるかもしれません。

  • 何となく違和感を覚える・・・
  • 何となく考えさせられる・・・
  • なんかよくわからない・・・

いずれにしても、共通して言えることは、

すべて、漠然としているということです。

その漠然を、もう少し、掘り下げてみてください。

すると、そこから想像が始まります。

「こういう意味なんじゃないか」
「こういう心情を表しているんじゃないか」

そうすると、

自分の「常識」と違う価値観に気づくことができます。

筆者としては、これが「アートに触れる」ということの一つだと考えています。

そういう意味では、アートに触れるって、実は結構疲れます(笑)

ただ、それがアートに触れる醍醐味なのだと思います。

自分の常識と距離感をつくる

アートに触れることで、
自分の常識との距離感をつくることができるようになります

あ、今は自分の常識でモノを考えている。
自分の常識じゃない考え方で、考えてみるとどうだろう。

これができるようになります。

ただアートに触れるだけで、アート思考が高まるわけではありません。
アートを通して、考えを巡らせ、深めて、想像する
これがアート思考につながります。

記事の中
スポンサーリンク

アート思考は、楽しみながら身につけられる

さっきから何言ってんの・・・?
もうよくわからないよ・・・。

そう思う方も多いかなと思います。

なかなか、これを言葉で説明して、理解するのは難しいと思います。

まずは、最初に示した、

  • ❶問いの種に気づく
  • ❷問いを言葉にして立てる

この2つを意識しながら、いろんな作品に触れてみてはいかがでしょうか?

美術作品でもいいですし、映画でもアニメでもいいと思います。

できるだけ、考える余白がたくさんある作品がいいと思います。

筆者の個人的な好みですが、以下のような作品は、
楽しみながらも、考えを巡らせ、深めて、想像する体験をしてみるのに
おすすめの作品だと思います。

筆者おすすめの作品

  • スタジオジブリ作品
  • 新世紀エヴァンゲリオン

また、考えを巡らせるという意味では、以下の記事もおすすめです。

15分でできる、もやもやの解消法 【100日継続してわかったこと】
こんな悩み、ありませんか? なにが原因かはよくわからないのに、漠然ともやもやしたり、悩んでいる… もやもやのせいで、目の前のことに集中できなくなる! 生きていれば、よくわからないもやもやに悩まされること...

まとめ

  • アート思考とは、課題や問題、問いを提示できる思考
  • アート思考を身につけるために必要なことは、❶問いの種に気づく ❷問いを言葉にして立てる の2つ
  • いきなりこの2つを身につけるのは難しいので、美術作品や映画、アニメでもいいので、いろんな作品に触れながら、
    考えを巡らせ、深めて、想像する体験を繰り返してみる

今回は、これで以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を読んだあなたの人生が、
少しでも豊かになりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました